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弁護士による対応例
仮定の事案を例に、民暴事案の依頼を受けた弁護士の対応方法、費用をご説明します。

事例1息子の借金を理由とした暴力団による不当要求事例

事例の概要

ひとり暮らしをしている息子が暴力団員から借金をしたようで、暴力団員が、親である私たちの家に、貸付金500万円を親が返せと毎日のようにやってきます。

ご依頼を受けた場合の対応例

親御さんには息子さんの借金を返す義務がありません。所轄の警察署に事情をお伝えして、暴力団員が家に来たときに警察に通報したらすぐにかけつけてもらえるよう連携体制を構築します。そして、数名の弁護士が親御さんの代理人に就いて、支払義務がないので要求を止めるよう求め、弁護士が今後の交渉窓口となることを暴力団員に通知します。多くの場合には不当要求が止みますが、もし来訪が続くようであれば、裁判所に対し「面談強要禁止の仮処分」を出してもらうよう申し立てします。
 息子さんについては、資産・負債の全体の状況をふまえて、自己破産などの手続を取ります。

費用の目安

 親御さんの手続

着手金(ご依頼時にお支払いいただく弁護士費用):20万円程度
 報酬金(事件終了時に、着手金とは別途お支払いいただく弁護士費用)
  @裁判所の手続を要せずに請求が止んだとき:10万円程度
  A仮処分の手続を経て請求が止んだとき:30万円程度
 その他
  @郵便代・仮処分申立手数料等の実費は別途ご負担いただきます。
  A仮処分の際10〜30万円程度の供託金が必要になる場合があります。

 息子さんの手続

例えば、事業者で無い場合の自己破産の弁護士費用は30万円程度です。
 別途、数万円から40万円程度の実費がかかります。

事例2店の備品を壊されたことに対する損害賠償請求事例

事例の概要

私の店にやってきた指定暴力団員に、情報誌に広告を載せるよう要求されました。お断りしたところ、「暴力団をなめとんのか」と殴られ、店の備品を壊されてしまいました。加害者は有罪判決を受けて刑務所に送られましたが、弁償はなされていません。

ご依頼を受けた場合の対応例

加害者の属する指定暴力団のトップなども相手にして、訴訟を提起することになります。実損の他に、慰謝料も請求することになります。多数の弁護士で構成する弁護団を組みます。警察にも事情を伝えて、保護措置を講じてもらいます。訴訟提起に合わせて公安委員会に訴訟妨害行為を禁止する命令を発令してもらうよう手配します。

費用の目安

 例えば500万円の損害賠償請求訴訟を提起する場合

着手金(ご依頼時にお支払いいただく弁護士費用):50万円程度
 報酬金(事件終了時に、着手金とは別途お支払いいただく弁護士費用)
  一審で判決・和解により解決し支払いを得たとき 回収額の2割程度
 その他:上記以外に実費として5万円程度を要します。

事例3病院に対する悪質クレーム事例

事例の概要

私は病院を経営しています。私の病院で手術を受けた患者様が、この3ヶ月間、毎日のように来院して、他の患者様に聞こえるような大声で「俺の体を返せ。賠償しろ。院長を出せ。」と要求し、医療ミスが無いことをご説明してもわかってもらえません。医療従事者に対して暴言を吐かれるので困っています。

ご依頼を受けた場合の対応例

弁護士が病院の代理人に就いて、支払義務がないこと、病院への立ち入りを禁止すること、弁護士が今後の交渉窓口となることを通知します。それでも来院してきた場合の対処方法もアドバイスいたします。来院が続いて業務妨害になるようであれば、「面談強要禁止の仮処分」を出してもらうよう、裁判所に申し立てします。仮処分に違反するようなことがあれば、警察に威力業務妨害・建造物侵入などの刑事事件として処理していただくことになります。
 なお、クレーム対応の体制整備が不十分のようですので、別途、弁護士にご依頼の上、体制構築をしていただく必要があるものと考えられます。
 相手から医療過誤を理由とした損害賠償請求訴訟を起こされた場合には、別の対応となります。

費用の目安

着手金(ご依頼時にお支払いいただく弁護士費用):30万円程度
 報酬金(事件終了時に、着手金とは別途お支払いいただく弁護士費用)
  @裁判所の手続を要せずに請求が止んだとき:15万円程度
  A仮処分の手続を経て請求が止んだとき:40万円程度
 その他
  @郵便代・仮処分申立手数料等の実費は別途ご負担いただきます。
  A仮処分の際10〜30万円程度の供託金が必要になる場合があります。

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